薪ストーブの有る暮らし 本文へジャンプ
北国の楽しみ方


先日、比布町郊外の工事現場に長年放置されていた凄く古い薪ストーブを頂いてきました。
男二人でやっと運びだした重量物で、小さく見えたが何と約120kgくらい有ったかな。
(のちにこのHPを見た方からカタログの提供が有りました。重さは何と150kgでした)

早速持ち帰ってレストアの準備をします。


ネットで検索してもベルギー製「FRASA」が出てこない。メーカー自体は生き残っていて現在はキッチン関係の商品を販売する会社になっているようだけど社歴が出ていない。

この「フラーサ」は非常にシンプルで頑丈に出来ていて、耐久年数もかなりあるだろうと思われる鋳物の厚みだ。耐熱ガラスが無く鉄板がはめられていたので、おそらく割れてしまったのでそれで代用していたらしい。

ベルギーは1人当たりのGDPが世界最高クラスで、製造業を中心に豊かな資本力を誇っているという。戦前から鉄鋼業、機械工業、石油化学工業が発達していた国だけど我が国とはあまり文化的交流が少ないので昔のベルギー製品を見つける事は難しいと思う。

それを考えると一体、誰が、何故、どうやってこの「FRASA」を輸入したのだろう・・・

(これも情報提供から以前「株式会社みなと石油商会」で取り扱いをしていたそうです)

レストアの段階で残念ながら欠品が1つみつかった。それは外装パーツのアッシュトレーを引き出す所のカバーだ。

見たところ空調ダイヤルなどが無いので何処でどうやって調整するのかがわからない。

もしかしたら昔は無かったのかも・・・

だけどそのカバーが何かエアー調整出来る仕組みになっているのかもしれないが、全く資料やカタログが出てこないので、とりあえず内装のアッシュやカーボンをエアーで吹き飛ばし、外装は300番のサンドペーパーで錆落としを済ませた後、軽く磨きを掛け、日頃バイクメンテナンスで使用しているブレーキ&パーツクリーナーで油性分を除去し、耐熱塗装をすませる。作業に必要な物は全てガレージ内の物で済んだのは助かった。

排気管は150mmをアダプターで106mに変換。耐熱ガラスは富良野の叔母のガラスサッシ会社で作ってもらう。
480mm×200mm×5mm

ガスケットはネットにて入手。例の欠品部分は余り熱の伝道する場所じゃないので、とりあえず木で作成。

以上ほぼ適当に終了。


煙突の取り回しはこのボロ家を買った時から昔使用されていたと思われるブロック積みの外壁に沿って取り付けられていたものが崩れかかっていたのだけれど、いつかは薪ストーブと考えていたので外壁と一緒に直しておいたのが役立った。

しかし一階部分の排気口は塞いだので二階の部屋の排気口まで吹き抜けのロビーから斜めに直接配管してみた。

ストーブの設置位置が限られていたのでやむを得なかったのと、燃焼効率を考え水平の長さをなるべく短くしたかったのだ。で、さっそく高温試運転して耐熱塗料を焼いて煙が出なくなってから部屋のドアを閉めて完成!


多少ドラフトが強い感じもするけど、その方が煙突内にカーボンが付着しにくいはずだ。
今の所良く燃えているのでこの配管で大丈夫か・・・
本体の背面下部の開閉板2枚を開け閉めしても燃焼には影響が無く現在は少し開けた状態にしてある。



窓の横幅が広い(460mm)ので燃える火がワイドに見えて結構楽しい!

結局総工費は本体がタダだったので、煙突5本と留め金バンド4個とガスケットや耐熱塗料5本で
合計1万7千円ほどで済みました。(^_^)

2012年2月
HPを見て頂いた方からのカタログ提供がありました。大変参考になりました。感謝・感謝!





現在、このストーブの取り扱いをしていた横浜の鰍ンなと石油商会では
スウェーデン製「NIBE(ニーベ)」社の暖炉ストーブ 「handol(ハンドール)」製品を販売しています。


ガレージの薪ストーブ

我が家では最初に店舗ではなくマイガレージに薪ストーブを設置しました。
それは薪ストーブの本来の目的が自分を癒すための物である事から敷地内で一番くつろげる「車庫の中」となってしまった訳です。
そのために作った車庫であり、ここで熱い珈琲を飲み、好きなカントリーやブルーグラスを聞きながら薪ストーブと共に冬を過ごす、
そんな時間を大切にしたいと思っています。
こちらは 上杉製作所 の製品でSTシリーズです。2面ガラスのモデルが欲しかったのでホームセンターで買って来ました。
  

もちろん「ロッキングチェアー」も必需品です。
こちらは本体が4万9千円、煙突3本と留め金ステー1本と耐熱塗料2本、メガネ石1個で7千円ほどで完成。


薪ストーブはなぜ体を芯から温めるのか

薪ストーブが体にいいのは遠赤外線が体の中まで浸透するからという事を信じてる人が多いですが
人間の体の中まで遠赤外線は浸透しません。
せいぜい皮膚から200μm(マイクロメートル)くらいなので
芯から温めるのではなく、皮膚下の血液が温まるのです。
遠赤外線は動物や人間を形成している分子の振動とぴったり合うので、
これらの物質に照射された遠赤外線は吸収されて、
構成要素である分子の振動を活発にして、温度上昇が起きます。

そしてその温まった血液が体の隅々まで行き渡るのでとても心地よい温もりになっています。
ヒーターなどでは皮膚表面しか温めないので熱源が無くなるとすぐ寒く感じてしまいます。
しかし遠赤外線を発してる薪ストーブだとその温められた血液全体が冷めるまで温もりが持続するので
体の芯が温められた感じがします。そこが薪ストーブの素晴らしいところだと思います。
灯油代や電気代節約の為だけではなく是非この温かさを経験してください。
僕はファンヒーターが煩わしくなってしまいました。スイッチ一つで作動するのはとても楽だけど
小さな「火」から大きな「炎」に育てて行くその楽しみは人間しか味わえないものだと思います。