感動の夏・鈴鹿8耐

1999年夏                                       

地元旭川で95年から鈴鹿8耐に参戦している「日石&チームにゃろめTSR」ライダー安孫子勝利氏が99年で最後の8耐参戦になると言うので「本当に最後なら北海道から応援に行ってあげるよ!」と言う事になり僕は初めての三重県入りとなった。

まず驚いたのは飛行機が住宅街の上を飛んでいて、鈴鹿サーキット自体も住宅街に有ると言う感じだった。僕が行ってる「十勝インターナショナル・スピードウェイ」なんか、とっても広い広い平野の真中に有るのだからビックリしたのだけれど、よく聞いてみると鈴鹿サーキットが出来た頃は、やはり田んぼの真ん中だったらしい。

僕にとってレーシングチーム・にゃろめ以外の見所は とてもたくさん有ったが、特にこのホンダの60年代ワークスマシーンRCシリーズ(左写真)のデモ走行は最高だった。ピット内で「にゃろめ」のマシーンRC45のエンジン調整をしている時でも遠くからRC149、RC174、RC163等のウォームアップの音がバンバン聞こえて来るのだ。すかさずピットロードの方へ走っていったら高橋国光氏や北野元氏、そして金谷秀夫氏に会えたのだ!この金谷氏は1970年ヤマハと契約、72年からWGPに参戦 その年の西ドイツ・ニュルブルックリンの250ccで優勝している人物である。レース引退後、チーム・カナヤの総師として活躍していたが、実はこのチームのOBである松本忠幸氏が僕の店「タイムトンネル」のツーリング・メンバーなのだ。そんな訳で忙しい中、金谷氏とも会話が出来たのはとても良い想い出になった。

ホンダのマシーンで参戦し、完走を果たしたチームは8耐終了後 鈴鹿サーキットホテルにて開催される「ホンダ・ウェルカムパーティー」に招かれる。そしてその会場で高橋国光氏と北野元氏に会って少しの間、会話をさせて頂いたが、二人とも非常に優しく接してくれたのは僕にとって一番の想い出になってしまったかもしれない・・・。(にゃろめのライダー安孫子勝利君ゴメン・・・君とはいつでも会えるからね!)遅くなったけど連続完走オメデトウ!そしてペアライダーの佐藤清和君にも大変お世話になりました。ありがとう!しかし2001年になっても「日石三菱&チームにゃろめRSR」、マシーンはヤマハR-1に代わっているけど、札幌の「BIKE PRO RSRと組んで、モータージャーナリストの和歌山利宏さんと参戦してるじゃん!しかも最年長で・・・どう言う事???

2002年 夏・・・この年は本当に出場しなかった。7年間続けてきたのに残念だね、お疲れ様でした。きっと数え切れない程の思い出が出来たと思う。

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