鮭の遡上 そして産卵 本文へジャンプ
石狩川水系 忠別川支流の「ポン川」

遥か日本海の石狩川河口から旭川まで160kmを遡上してきた鮭
市内の中心部で本流石狩川と忠別川に分岐する
本流の石狩川は愛別町、上川町、そして層雲峡の上流、大雪山系石狩岳に源流を持つ
そして忠別川は市内を抜け東神楽町志比内の上流、忠別ダムまで

昔は暴れ川と呼ばれていたほど氾濫の多かった石狩川は、昭和に入って幾度も
河川工事が行われ、今では水害も無くなったが1963年以来深川に取水堰が出来て
旭川から鮭が姿を消す事になってしまった。
人々は安心して暮らせるようになったが、自然は破壊されていたのかもしれない・・・

その後、魚道の設置と2009年から毎年50万匹の鮭の稚魚を放流を行って来た事により
10年前から数匹の遡上が確認されていた。

我が家から10分程のこの「ポン川」は昨年2011年に数匹の遡上があったが
産卵は今年初めて見た。
あまりにも感動的な光景だったので、妻と毎朝見に行っていた。
これはやはり稚魚を放流した小学生達に是非見てもらいたいものだ。

この動画は2012年10月30日のものです。
本来もう少し「ブナ化」が進んでいてもよさそうなのですが
あまり赤くないところを考えると、もう少し遡上したいのだと思う。
しかしポン川は、今年の降雨量が少なかったため、この辺で急に浅くなり
やむを得ずここを産卵床にしたのではないかと考えている。